Blockchain.com:仮想通貨取引所「The PIT」を立ち上げ|200カ国以上の地域に展開

Blockchain.com:仮想通貨取引所「The PIT」を立ち上げ|200カ国以上の地域に展開

Source: ビットコイン(BTC) – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ


仮想通貨ウォレットやブロックチェーンエクスプローラーなどを提供している「Blockchain.com」は、仮想通貨取引所「The PIT」のベータ版を公開しました。同取引所は複数の法定通貨でビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)などの仮想通貨を瞬時に取引することができると説明されています。

こちらから読む:新経済連盟、”規制明確化”求める要望提出「仮想通貨」関連ニュース

仮想通貨取引所「The PIT」公開

The PITは、世界最大級の仮想通貨ウォレットを提供している「Blockchain.com」が新しく立ち上げた仮想通貨取引所です。この取引所は、
Google(グーグル)
Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)
ニューヨーク証券取引所(NYSE)
などといった大手企業の元幹部によって構成された同社のステルスチームによって設立されています。

同取引所は世界200カ国以上で利用可能となっていますが、2019年7月30日時点では日本はサービスの対象外となっています。

公式サイトの情報によると、最初は26組の通貨ペアを提供しており、ユーザーは自分の銀行口座を「Blockchain.com」の口座にリンクさせることによって「米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、ポンド(GBP)」などで仮想通貨を取引することができるとされています。

基軸通貨は、
・米ドル(USD)
・ユーロ(EUR)
・ポンド(GBP)
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
イーサリアム(Ethereum/ETH)
テザー(Tether/USDT)
・パクソススタンダード(Paxos Standard/PAX)
の7通貨となっており、通貨によって取引できる通貨ペアの数が異なっています。

数マイクロ秒で注文を処理

「Blockchain.com」のCEOであるPeter Smith(ピーター・スミス)氏は、『PITは注文を数マイクロ秒で処理できるため、BINANCE(バイナンス)Coinbase(コインベース)を含む世界の主要な仮想通貨取引所と競合できるようになる』と述べています。

同氏は具体的に新しい取引所のマッチングエンジン「Mercury」は、一般的な取引所取引所が売買注文を数ミリ秒で処理するのに対し、40〜50マイクロ秒で処理することができると語っています。同社の商品取引責任者であるNicole Sherrod氏は、不安定な市場では取引速度が”最も重要である”と語っており「The PIT」のスピードはプラットフォームが成功するための重要な機能になると説明しています。

2011年に設立された「Blockchain.com(旧:Blockchain.info)」は、当初は主流のブロックチェーンエクスプローラーとして知られていましたが、現在は”最も人気の仮想通貨ウォレット”の一つとしても知られており、ユーザー数は4,000万人を超えると言われています。

同社が仮想通貨取引所を立ち上げることによって、仮想通貨市場の流動性がさらに高まることになると期待されています。

>>「The PIT」の公式サイトはこちら

Blockchain.com:仮想通貨取引所「The PIT」を立ち上げ|200カ国以上の地域に展開