ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2020年11月15日〜21日
Source: ビットコイン(BTC) – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ
2020年11月15日〜21日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
こちらから読む:2020年11月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧
Liquid「個人情報流出の可能性」利用者は必ず確認を
Liquid by Quoine(リキッド バイ コイン)を運営している「Quoine株式会社」は2020年11月18日に、今月13日に同社で発生した不正アクセスによってユーザーの「電子メール・氏名・暗号化されたパスワード・APIキー・身分証明書・セルフィー画像・住所証明」などといった個人情報が流出した可能性があることを明らかにしました。
暗号資産取引所「Liquid by Quoine」がユーザーから預かっている暗号資産や資金に関しては『安全であることが確認されている』と報告されており、同社のコールドウォレットはオフラインで管理されているため、ユーザーの資産は安全であると考えられるものの、個人情報が盗まれていた場合にはそれらを悪用した犯罪行為が行われる可能性があるため注意が必要です。
Liquid利用者の方は必ずご確認ください
億万長者の間で「暗号資産投資」への関心高まる
ドバイに本社を構える投資顧問会社「DeVere Group(デヴィア・グループ)」が700人以上の富裕層を対象として実施した調査で、回答者の73%が『すでに仮想通貨を保有している』または『2022年末までに暗号資産に投資することを検討している』と回答したことが明らかになりました。
DeVere Groupの創業者兼CEOであるNigel Green(ナイジェル・グリーン)氏は『ビットコインは今年の年初来から125%上昇している最もパフォーマンスの高い資産の1つである』と語った上で、ビットコインのような暗号資産は”取り残されたくない”と考えている裕福な投資家の注目を集めていると説明しています。
報告された調査結果はこちら
デジタル円の発行「数年かかる可能性」
日本銀行の元決済機構局長である山岡 浩巳(やまおか ひろみ)氏が、日本の中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタル円」について『発行できるようになるまでに数年かかる可能性が高い』と語ったことが「ロイター」の報道で明らかになりました。
同氏はその理由について『民間銀行預金からの巨額流出を防ぐための策が必要なことなどはじめとする様々なハードルがある』と説明しています。
山岡浩巳氏が語った内容はこちら
民間デジタル通貨「2022年」にも実用化へ
DeCurret(ディーカレット)や3メガバンク・NTTなど30社が協力して、2022年にデジタル通貨の共通基盤を実用化する予定であることが明らかになりました。
この共通基盤が構築されることによって、乱立する様々な電子マネーやデジタル通貨を自由に交換することができるようになり、企業間の大口決済や取引などでも個別の取引内容を把握・追跡することができるようになると期待されています。
民間デジタル通貨の詳細はこちら
NEM新通貨「Symbol/XYM」のローンチ日が決定
NEM Groupは2020年11月19日に、ネム(NEM/XEM)の新ブロックチェーン・仮想通貨である「シンボル(Symbol/XYM)」の正確なローンチ日、事前オプトインの最終日、スナップショット撮影日などを明らかにしました。
当メディアでは既にXEMを取り扱っている日本国内の暗号資産取引所から発表されている「Symbol(XYM)への対応方針」をまとめた記事も公開しているため、そちらもあわせてご覧ください。
Symbol(XYM)関連の記事はこちら
BTC価格:2021年末「3,000万円超え」の可能性
米国の大手銀行「Citibank(シティバンク)」のマネージングディレクターであるThomas Fitzpatrick(トーマス・フィッツパトリック)氏が、機関投資家向けに公開したレポートの中で『ビットコイン(BTC)の価格は2021年12月までに31万8,000ドル(約3,324万円)に達する可能性がある』との予想を語ったことが明らかになりました。
同氏はビットコインが「2010年〜2011年までの10ヶ月間、2011年〜2013年の2年間、2015年〜2017年の3年間」という”合計3回の強気相場”を経験していることを説明しており、『2010年〜2011年にみられたビットコインの指数関数的な動きは、1970年代のゴールド市場を強く連想させる』と語っています。
Fitzpatrick氏のBTC価格予想はこちら
XRP「本格的な強気相場」突入か
Twitter(ツイッター)で3万人のフォロワーを持つ仮想通貨アナリストのMAGIC(@MagicPoopCannon)氏は、2020年11月17日のツイートで仮想通貨XRPが長期的な下落トレンドを抜け出したことを指摘し『XRPの価格は100円付近まで上昇する可能性がある』との予想を語りました。
同氏は「TradingView」で2017年7月〜2020年11月までのXRPチャートを分析した結果について報告し、『XRPは2020年7月に長期的な下落トレンドを上抜けして以降、以前までのレジスタンスライン(抵抗線)をサポートライン(支持線)として推移していたが、現在は本格的な上昇トレンドを形成し始めている』と説明しています。
MAGIC氏のXRP価格予想はこちら