仮想通貨の利用率上昇なるか?モバイル決済市場 ー 2023年には「517兆円」規模に
Source: ビットコイン(BTC) – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ
仮想通貨(Cryptocurrency)の急速な普及と共に「モバイル決済市場」も大きく成長しようとしています。国際的に市場調査を行なっている「Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)」の報告では、それらの市場価値は2023年までに4兆5,740億ドル(約517兆円)にまで成長するとの予測が発表されています。
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モバイル決済市場の急速な成長
モバイル決済市場の価値は、2016年の時点では6,100億ドル(約69兆円)と報告されていますが、グローバル市場の調査会社である「Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)」の調査結果では、それらの市場価値は今後さらに大きくなると予想されており、2023年には4兆5,740億ドル(約517兆円)にまで達すると報告されています。
スマートフォンなどのモバイル端末を通じて行われる「支払い」や「お金の交換」は急激に増加してきています。「Allied Market Research」が行なった調査ではそれらのモバイル決済取引を、
・SMS(ショート・メッセージ・サービス)
・NFC(近距離無線通信)
・WAP(ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル)
の3つに分類して調査を行なっており、その中でも「SMS」が最も成長する分野だと結論づけています。
モバイル決済市場の比較(引用:alliedmarketresearch.com)
具体的には、2016年にモバイル決済業界を制したとされる「SMS」の分野は、予測期間中に33.5%の比率で成長すると見込まれています。
モバイル決済市場はまだ成長の途中段階ですが、その優れた機能性はすでに多くの利用者から高い評価を受けており、現在では多くの人々がクレジットカードの代わりに携帯電話を利用しています。
携帯電話を使った支払い方法は複数存在しますが、世界中で利用することができる「グローバル通貨」としての側面も備えているビットコイン(BTC)などを使った仮想通貨決済は、モバイル決済市場の中でも特に急速な成長を遂げています。
実際に、モバイル決済市場を代表する企業の多くは「支払い」を目的としてそれらの仮想通貨やブロックチェーンの技術を導入するための取り組みを行なっています。
仮想通貨決済アプリと共に成長する企業|Square.Inc
Twitter(ツイッター)の最高経営責任者(CEO)であるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏が運営するモバイル決済企業「Square.Inc」は、同社が提供している仮想通貨決済アプリ「Cash App」を通じて、米国の50州全てでビットコイン(BTC)の売買が可能になったことを今年の8月に発表しています。
Red, white, and bitcoin. Now you can use Cash App to buy bitcoin in all 50 states. pic.twitter.com/D4fhVRz7WL
— Cash App (@CashApp) 2018年8月13日
Square社の株価はこの発表の後にさらに急速に成長しており、2018年9月30日の時点では100ドル近くまで上昇しています。
仮想通貨決済アプリの公開後に成長を加速させる「Square社」の株価
ジャック・ドーシー氏は、これまでにもビットコインを高く評価するコメントを数多く語っており『ビットコインは未来の決済通貨』だと述べています。
成長を続けているモバイル決済市場の中で、仮想通貨を用いた決済サービスは続々と開発されています。Square社だけでなく、その他数多くの企業が実際にモバイル端末を通じた仮想通貨決済サービスを提供しており、それらのアプリケーションで実際に支払いを行うことができる店舗も世界中で増えてきています。
2018年に入って以降続いてきた仮想通貨価格の下落と共に、多くの企業がこれらの技術の研究開発に取り組み、実際にサービスを開始する企業も増え始めてきた今、仮想通貨市場は「モバイル決済市場」の成長と共に大きく成長することになると考えられます。
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