MicroStrategy:ビットコイン購入に向けた資金調達を完了「10億ドル相当の株式売却」も計画
Source: ビットコイン(BTC) – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ
ビットコイン(BTC)を定期的に購入し続けていることで知られる「MicroStrategy(マイクロストラテジー)」は2021年6月14日に、同社が今月初めに報告していた”BTC追加購入に向けた5億ドルの資金調達”が完了したことを発表しました。また先日米SECに提出された書類では「マイクロストラテジーがビットコイン購入などの目的で最大10億ドル分の株式を発行・販売する可能性があること」も明らかにされています。
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「約537億円相当のBTC購入」を予定
MicroStrategy(マイクロストラテジー)は今月7日に『4億ドル相当のシニア転換社債を発行して機関投資家から資金調達を行い、ビットコインを追加購入する計画』を発表していましたが、今回の発表ではこのシニア転換社債の販売が完了したことが報告されています。
7日の発表時点では「4億ドル」を調達すると報告されていたものの、今回の発表では「合計5億ドル」が調達されたと報告されており、そこから手数料やコストなどを差し引いた「4億8,800万ドル(約537億円)」をビットコインの購入に充てる予定だと説明されています。
同社は新たに設立された子会社「MacroStrategy LLC」を通じて「約92,079BTC」を保有しているとのことですが、記事執筆時点のビットコイン価格は400万円前後で推移しているため、今回調達された資金でビットコインの追加購入が行われた場合にはさらに10,000BTC以上が購入され、同社が保有するBTCが100,000BTCを超えることになると予想されています。
「最大10億ドル分の株式販売」の可能性も
MicroStrategy(マイクロストラテジー)は今回「5億ドルの資金調達が完了したこと」を報告していますが、米国証券取引委員会(SEC)に先日提出された書類では「マイクロストラテジーがビットコイン購入などの目的で最大10億ドル分の株式を発行・販売する可能性があること」も明らかにされています。
米SECに提出された文書の中では「クラスA普通株を最大10億ドル(約1,100億円)まで売却することができる」ということが記されており、株式売却によって得られた収益は「ビットコインの購入を含む一般的な企業目的に使用する予定」だと説明されています。
また、文章の中では『ビットコインは利息やその他の利益を支払うわけではないため、このオファリングからの純収入から投資収益を生み出すのは、このオファリングからの純収入でビットコインを購入した後にビットコインの価格が上昇するかどうかによる』とも説明がなされています。
ビットコインに大規模な資金を投じているマイクロストラテジーに対しては一部から批判的な意見も出始めているものの、同社はその後もこれまでの強気姿勢を崩しておらず、「ビットコイン追加購入の計画」を次々に発表しているため、今後もビットコイン追加購入の動きは続けられていくことになると予想されます。
>>「MicroStrategy」の公式発表はこちら
>>「米SECに提出された書類」はこちら
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2021年6月15日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日8日に350万円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2021年6月15日時点では「1BTC=4,451,213円」で取引されています。
2020年3月17日〜2021年6月15日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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